「ふんふふーん♪」
なんだか、クセになってしまった鼻歌を歌いながら挽き肉をこねる。
「わゎっ!」
油断してると、揚げているからあげが黒くなっちゃったり……。
部屋には一人なのに、騒がしい声が響いていた。
「……できた………六時」
少し疲れながら、テーブルの上に並べたごちそうと、六時ピッタリを指し示す時計を見る。
チーズがとろりとかかったハンバーグからは、まだ湯気がたっている。
いやぁ、頑張ったなあたし。自分で自分を誉めてあげたいくらいに、力をだした(笑)。
ソファーに座ってテレビを見ていると、六時を少しすぎた頃。


