「で、どこ行きたい?」 「うーん……」 特にこれといって、どこに行くかを決めないまま公園を出る。 京都といったらコレって感じのところもないし……。 ぶっちゃけ日向と一緒にいれるなら、それだけでいいんだけど。 どこに行くかを考えながら、日向と並んで細い道を歩く。 その時、コツンっとあたしと日向の手が少しだけ触れた。 「………っ////」 なぜか赤くなってしまったあたし。 でも、隣の日向は全然普通で。 手………繋ぎたいなぁ……。 なんて、思ってしまったり……。