ワケアリ夫婦っ!!

両手首をつかまれ、身動きの取れないあたしに、煌星は容赦なく深く唇をを重ねてくる。
「………こう……せっ……」
どうしようもできなくて、涙だけが溢れてくる。
こんなの煌星じゃないよっ……。
「………っ!?」
しばらくして、煌星の舌がはいってきて……さらに激しく口づけをしてくる。
不安、驚き、悲しみ。
いろんな感情が、あたしの中でゴチャゴチャになって、あたしは煌星に抵抗できなくなっていた……。
その時………。
〜〜〜〜♪
あたしのカバンから鳴ったのは………日向だけに設定してある着信音。
日向からの電話………。