『私は絶対認めませんから』 中津さんに言われたその言葉だけが、頭をぐるぐると回る。 悲しいや悔しいというより"日向にふさわしい女として認めてもらいたい"。 今あたしの中にあるのは、その思いだけだった。 「………よし!」 ひざの上に置いてある拳を握りしめて、改めて気合いをいれる。 こうなったら、なにがなんでも中津さんに認めてもらえるように。 藍川奈央。 本日より、イイ女目指してがんばります!