人間は いつだって身勝手。 ワガママで欲望に満ちている。 「だがな、儂は人間が好きだ!温かいからな!」 冷たくも温かい人間を ライは好きだと言った。 だから儂は人間を救うのだ! 笑って言ったライを見て 「いいぜ……パートナーになっても。」 協力しても良いか……なんて思った。 「そうか。ありがたい! 人間よ、貴様の名は何だ?」 「俺?俺は……」 ―――三神 拓也、だ。 俺はそう言って、ライにふっと微笑んだ。