「かつみ……。」 温かい空気に包まれながら、俺の大好きな甘い声で俺を呼ぶのが分かる… あぁ…落ち着く…。 体を揺さ振られ人差し指が額につく。 そして… 「勝美!いい加減起きて!」 バッシン!! 「いってぇ!!」 目が覚めた。 デコピンされた…。 しかも朝から。 額の痛みを感じて、手を浸す。 「勝美…あたし…昨日何があったの…?」 千歳の顔からは謎という単語で溢れている。