なんだろう…転校のことかな。 私が考えていると、谷島くんが喋り出した。 「僕ね、病気なんだよ」 その瞬間、また私の時間は一瞬だけとまった。 「………え?」 「生まれつきでね。でもね、最近、体の調子がいいんだ。安土さんのおかげ、かな?」 「それは照れるかも」 「ははっ」 谷島くんは、笑った。 その笑顔につられ、私も笑う。