「…」 東は、あからさま何か言いたそうにしている。 「…おはよ!」 「…」 「…言わなくて、ごめん。言う機会…見つからなくて」 「…だから、知ってたんだな。紗季のこと」 「うん…」 それから、東とは会話しなかった。 昼休みになり、あたしは広場の草原に座って、モチモチパンを頬張った。 「…おいし」 いつも…おいしいモチモチパン。 「和!」 「…! 流!」 「…なんか、あったのか? 目が、赤い」 そんなにわかりやすいかなぁ? いちよう冷やしてきたんだけど…。