「紗季ちゃんのところ、行きなよ…」 「いや、まだ委員会…」 「もう、4時半だよ…。委員会、4時半までじゃん」 「…でも、お前」 「いいって! 元はあたしが悪いんだし!」 「…」 「…行きなよ」 東はそっとあたしの頭を撫でた。 「…サンキュ」 そう呟いて、資料室を走って出て行った。 「…ぅっ」 堪えてた涙が、一気に溢れ出した。