次の月曜日の朝。

自転車をこいでいると、そこには菜月さんの姿がなかった。

「おかしいな、バイト休みは土日って言ってたのにな……」

いつもだったら玄関をホウキではいているはずの時間。

玄関にも店の中にも菜月さんの姿はなかった。

少しだけ気になりながらも、オレは学校へと向かっていった。