大人っぽい感じ、か……。 なんかテレくさいし、意外だ。 つーかあたし、そもそもどんなファッションが好きなんだっけ。 いつもモカたちに合わせてたから、よくわかんないな。 だってあたしら高校生にとって、ファッションが違うってことは、グループが違うってのとほぼ同じ意味で。 コロコロ変わる仲間内の流行に、ついていくのに必死だった。 でも――… 「はい、完成」 大きな全身鏡に映った自分に、あたしは息をのんだ。