今までにも2~3回、外ですれ違ったことはあったけど、こんな間近で見るのは初めてで。 19歳の息子がいるようにはとても見えない美しさに、あたしはぶったまげた。 ……さすがアキママ。そのDNAをちょっとでも分けてほしいぜ。 「どうぞ上って」 「あっ、いや、そんなっ」 「?」 「えっと……実は今日アキ君と約束してたんですけど、まだ寝てるみたいだから、様子を……」 アキママは「まぁ」と頬に手を当てて困った顔をした。