あたしは改めて、おずおずとアキに視線を向ける。 ……胸に残る、手術のあと。 だけど今のアキはあたしに傷あとを隠したりしない。 あぁ……この人 あたしの、彼氏なんだ……。 まだ信じられない。 「……ねぇ、アキ。もういっこだけ聞いていい?」 「何?」 「前に月島さんがアキに会いにきたのって、何の用だったの?」 あのときの月島さんの言動と、今日のプロポーズが、考えてみてもやっぱり噛み合わないんだ。