「……あ…き……」 唇をつままれたまま、震える声で呼びかけた。 ただでさえ涙声なのに。アヒルなんかするせいで、ちゃんとしゃべれない…… 「…いま……あたしのこと… しゅきって……ゆった……っ?」 あたしのこと 好きって――… アキは愛おしそうに微笑み、指を離す。 じんと微かにしびれた唇。 滲んで見えなくなる視界。 そして……