お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~



言葉の意味はわかるのに。


その向こうにある可能性が、まだ信じられなくて。


だって、そんなの奇跡だ……。ありえないよ。



「アキ……」



喉の奥が熱い。

声が震える。


だから、思わず唇に力を入れると


「ふはっ」


アキは眉を下げて笑い、あたしの唇をつまんだ。



「久しぶりに見たな。アヒル」


「……っ」