「夜中だから静かに」 「っ、っ」 そしてアキは、溜めに溜めたような長い息を吐くと。 「とりあえず、部屋な」 そう言ってあたしの手を引き、ずんずんとホテルに入っていった。 ――バタン…! 重い音を立ててドアが閉まる。 部屋の中央まで進んだアキは、投げ出すようにあたしの手を離した。 「アキっ……!」 向かい合って一気に詰め寄るあたし。