プロポーズを間近に控えた人が、あんなこと言うとは思えない。 いや、でも実際言ってたし……。 あたしが考えこんでいるうちに、みんなは「おやすみー」と明るく去っていった。 アキとふたりだけになった途端、あたりに沈黙がおちた。 「……」 「……アキ」 「……」 「ねぇ」 「……」 「これっって、どういう――」 思わず大声で問い詰めそうになったところを、手のひらで口をふさいで止められる。