お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~




「あぁ、雪か」



低く落ちついた声が響いた。


声の主を見て、やっぱり、とあたしは思う。



……月島さん。



2度目に会ったその人は、だけど前に見たときよりも優しい顔をして



「莉子。コートのボタン、ちゃんと留めろよ」



隣に寄り添う小柄な女の子に、そう微笑んだ。