しばらく窓越しにながめていると、タクシーが停車した。 ハッと反対側の窓を見ると、高校らしき建物。 「あ……ありがとうございます」 あたしはお金を払ってタクシーを降りた。 少し車酔いしたのかもしれない。 体がフワフワしている。 夜の静けさも相まって、夢の中にいるような感覚。 しんしんと降る雪の中、あたしは校舎を見上げた。