「おう。気合い入れて行けよ。ヘタレな告白したらシバくからな」 「うんっ」 車のエンジン音が聞こえないくらい遠くなると、あたしは夜空を仰ぎ、小さく深呼吸した。 「……よしっ」 とりあえず、アキが泊まるホテルの名前はさっきアキママに電話で聞いた。 手掛かりはそれだけ。 もう寝ちゃったかもとか、メールしといた方がいいかなとか、いろんなことが頭に浮かぶけど…… とにかく行こう。 話はそれからだ。