夕方の学食は今日もオニ高生たちの溜まり場と化している。 服装も年齢もバラバラの、イカついお兄さんたち。 あたしはゴクリと唾を飲み、足を踏み入れた。 そのとたん、四方八方から視線が注がれて、ブワッと嫌な汗が出る。 怖っ。 たぶんこの時間帯に1人で入ってくる制服の女子が珍しいんだろうけど、それにしてもやっぱ怖い! 「あっ、アキ」 やっと見つけた見覚えある姿に、ホッとする。