あぁでも、“友達”なんだから気を遣う方がおかしいのかな。 うん、きっとそうだ。 あたしがおかしいんだ。 あたし頭悪いし、一般教養もないし、人生残念賞だし、ブスだし。 だから、やっぱあたしの方がまちがってるんだ。 そう思ったら少し納得というか、どうにでもなれ、みたいな気分になった。 よし、アキを誘おう。 わずらわしい用事はさっさと済ませるに限る。 腹をくくったあたしは、学食へ向かった。