お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~



「……そっか……ツラかったね」



重苦しい空気の中。

ため息のような声でつぶやいたのは、ノッコだった。



「なんか……うまい言葉が出なくてゴメンね、泉穂」


「ううん。こっちこそ、こんなこと聞かせてゴメン」



あぁ、やっぱり言わない方がよかったかな。

みんなに気を遣わせちゃってるし……。



「泉穂。ホントに大丈夫?」


ノッコが心配そうに尋ねる。


うん、とあたしは笑って答えた。