「でもアイツの裏の顔を知ってるヤツはほとんどいねぇから、誰に言っても信じてくんなくて」 「けど君とオニ高生のおかげで、アイツの本性が一気に知れ渡ったよ」 「マジ超~感謝!」 ……つまり、こういうことだ。 ニーナ先輩に恨みを持ちつつ泣き寝入りしていた人が、実はけっこういたらしく。 大みそかの一件で、結果として先輩の本性を広めることになったあたしと桃は、やたら感謝されているってわけです。