「お前な~。泉穂ちゃんは口説くなって言っただろが」 ニーナ先輩が、男の人のオデコをぐいっと押し返した。 男の人はヘラヘラ笑いながら、他の女の子のところへ行った。 「……ありがとうございます」 「いえいえ」 上機嫌でビールを流し込む先輩。 ゴクゴクと豪快な音が鳴る。 そして先輩はテーブルに缶を置くと、突然、意外なことを言い出した。 「でもついでだから言わせてもらうけど、あの文化祭のケンカは感心できなかったな。 しかも、オニ高生たちに助けてもらうなんて」 「え?」