「……俺さ」 突然、静かな決意のこもった声で、アキが言った。 「今まで逃げてばっかだったんだ。自分もまわりも傷つけたくねーから。 でも、そーゆうの、もうやめる」 「……うん」 がんばって。もう一度そう言ったあたしの声は、かすかに震えていた。 そして、12月31日。 「泉穂ちゃん、おまたせー」 「こんにちは」 待ち合わせ場所に現れたニーナ先輩に、あたしはペコっと頭を下げた。