「あははっ、アンタ、着ぶくれして雪だるまみたい」 「さみぃの苦手なんだよ」 「桃のくせにー」 「くせにの意味がわかんねぇ」 他愛ないことを言い合う桃と そしてその後ろにアキがいる。 変わらない光景。 以前のまま。 「よっ、アキ!」 あたしはアキの肩を、すれ違いざまにポンと叩いた。 「あ……、よぉ」 「じゃーねー、バイバイ! 授業がんばれよー!」