「こんなもん持ち歩いてるとか、我ながら引くけど」 自虐的に笑ったアキに、あたしは無言で首を横に振る。 アキがあたしの方へ写真を差しだしたので、そっと受け取って見た。 ……最初に目がいったのは、今より少し若いアキ。 右端でめんどくさそうに、ひとりだけカメラ目線じゃなく写ってる。 仏頂面を装ったその視線が、どこに向いているのか。 すぐに気づいてしまったあたしは、胸に湧き上がる苦しみを飲みこんだ。