「じゃあ、あたしが女らしくないからっ? 性格悪いから!?」 「落ちつけって!」 「あたしがっ……!!」 あたしが。 「……リコちゃんじゃ、ないから?」 「……」 ――終わった。 そう思った。 興奮して血がのぼっていた頭から、熱が一気に引いていく。 黙りこんだアキの顔を見ることもできず、あたしは彼の前から逃げ出した。