「……え?」 「この先もずっと、アキの彼女にはなれないのっ……!?」 抑えきれずこぼれた涙を、風がさらう。 朝からがんばったメイクも髪も、もう意味がない。 「友達でいいって前に言ったのは、たしかにあたしだけどっ…… 期待するじゃん、だんだん距離が近づいたら……っ。 なのに――」 なのに アキの心は簡単に過去にさらわれる。