――『お前が本当に好きなら、堂々と貫くべきだって俺は思ってるから』 体中から体温が失われたみたい。 さっきから震えが止まらない。 なんで今さら、月島さんはあんなこと言うんだろう。 自分はリコちゃんとヨリを戻したんだから、わざわざアキを焚きつける必要ないのに。 それとも、もしかして。 ――『後悔はすんなってことだよ』 今もアキが過去を引きずってること、月島さんは気づいてて。 だから、きちんと決着をつけるために……。