「あのっ、こういうの、もういいから――」 止めに入ろうとしたあたしは、ハッと口をつぐんだ。 アキが、チケットを受け取ったから。 「え、アキ……」 「アッキー……」 「マジか……!」 おぉぉぉ~~~っ、と盛り上がるみんな。 アキはチケットを持ったまま、だるそうに学食を出ていく。 「アキっ」 あたしは思わずその後を追いかけた。