「よし。そんじゃーそろそろ帰るか」 桃があぐらを崩して立ち上がった。 「行くぞ、泉穂」 「えっ?」 「ついでだし送ってってやるよ」 「あ……ありがと」 ……もうちょっとだけ、アキのそばにいたかったのにな。 なんてもちろん言えず、あたしは平然とした様子を装って、腰を上げる。 「アキ、ママさん来るまでゆっくり寝てなよ」 「うん」 「じゃあ」