だけどほんの2時間ほど前は、あんなに苦しんでいたんだ。 初めて見るアキの姿に、あたしはただ怖くて震えて。 携帯の電波が入る場所まで必死で走り、救急車を呼んで。 もし、このままアキが死んだらどうしようって、それしか考えられなくて……。 そのとき、後ろでドアが開く音がした。 アキママが来たんだと思い、ふり返ると。 「桃……」 「アッキーは!? 大丈夫なのか!?」 「あ、うん……」