闇が降りた部屋。 それだけで少し温度が下がったように感じるから不思議。 まだ暗さに慣れない視界に、アキが再び毛布を広げてくれたのが、ぼんやり映る。 「……」 あたしはさっきより少し落ちついた気持ちで、その中に体を入れた。 真っ暗なのが、逆に助かるのかもしれない。 かすかに聞こえる波の音が、心を静まらせてくれる。 「……アキ」 いくらか緊張を解いた声で、あたしは切り出した。