「落ちつけ。ただの風だから」 「……へ? あ、風か……。 って、ううぇあっ!?」 今度はとんでもない自分の行動に気づいて奇声。 あたし、あたしっ……なんでアキにしがみついてんのーっ!? 「とっ、とんだ御無礼をっ!!」 チョイスのおかしい日本語を口走って離れたあたしは、思いっきりバランスを崩し、後頭部を床に打ちつける。 「いっ…だっ……!!」 悶絶していると、アキが突然、楽しそうに肩を震わせ始めた。