―――――――― ―――――― ―――― 「どう? そっちは」 「ダメ……やっぱこの高さじゃ、窓からは絶対ムリだよ」 「お手上げだな」 そう言ってアキは、20分以上格闘していたドアから手を離す。 「こっちもいくら押しても開かねーし」 「そっか……」 窓からの脱出方法はないか調べていたあたしは、ショボンと肩を落としてあきらめた。 「マジでアイツら、何考えてんだ」 舌打ちするアキに、良心がチクリと痛む。