アキは心なしかぎこちない無表情で、いつものウーロン茶を買いに自販機の方に行く。 「イズちゃん」 アキに聞こえないようコソコソ声で、大沢君が話しかけてきた。 「ダメじゃん、そんな消極的じゃ」 「でも……」 「てゆーか、イズちゃんには決定的に足りないものがあるんだよ」 「へ?」 足りないもの? ぽかんと口を開けたあたしに、大沢くんが微笑みながらうなずいた。 企んだように細める瞳が、なんかエロい。 「大丈夫。俺たちに任せて」