「アキ……」 何て言っていいのかわかんない。 言葉に詰まっていると、アキが小首をかしげてこちらを向いた。 「すげー効果あったな。七夕んときお前が買った笹」 「え?」 「願いごと、叶った」 ……あの日。 七夕の空に向けて、アキがつぶやいた願い事は。 ――『バカふたりが、いつかもう一度、幸せになれますように』