「……」 いったい、何が起こったんだろう。 嵐が去ったような校庭で、あたしはポカンと口を開けたまま座りこんでいた。 そんなあたしの正面に、アキがスッと静かにしゃがんだ。 そして、目が合う。 「……アキ」 なんで、来てくれたの……? やわらかい茶色の瞳がそこにあって。 あたしの胸に温かいものがこみ上げてきて。 涙をこらえ、グッと唇に力を入れたら アキが無表情であたしの方へ手を伸ばしてきた。 そして。