「……なん、で……?」 男子の手首をつかんで制止したのは、アキ。 どうして? うそでしょ? だって今日は来られないって…… やめとく、って…… そう言ってたのに。 アキは無言で男子を冷たく見据えている。 気圧された男子があたしのブレザーから手を離すと、あたしはへなへなと地面に尻もちをついた。 静まり返っていた周囲に、次第にざわめきが戻ってくる。