お隣さま ~放課後のアイツと恋の距離~



アキの心だけは。

あの笑顔だけは。



もう

誰にも壊させたくない――




「……アンタなんかじゃ、アキはダメだ」



まっすぐ睨んでそう告げると、モカは一瞬たじろぎ目を見開いた。



「お前、いいかげんにしろよっ」



男子のひとりがあたしのブレザーの襟をつかむ。


そして乱暴に引っ張り上げられた、次の瞬間。




「――……え…」




喧騒が、止んだ。


ぴたりと時が止まったみたいに。