「お前、モカちゃんのことイジめるの、もうやめろよ!」 「てゆーか泉穂、モカと橘さんが仲良くなるのが嫌なんでしょ?」 「モカの悪口をプリンスに吹き込んでたくらいだもんねー」 「性格サイテー」 大勢に囲まれ、砂埃が上がる。 かすむ視界に、モカのほくそ笑む表情が見えた。 「……っ」 こんなヤツらに何を言われたってかまわない。 学校中の嫌われ者になっても負けるもんか。 だけど……!