「泉穂さん……顔色悪くないですか?」 「へ? そうかな」 「風邪ひいてるんじゃ……」 言われてみればたしかに、昼頃から熱っぽくて目まいもしていた。 でも今はそんなこと言ってる場合じゃない。 明日までにこれを作り直さなきゃいけないんだから。 「へーき、へーき」 たとえアキが来てくれなくなっても、文化祭は明日だ……。 あたしはかぐやちゃんの心配を振り切り、再び作業を始めた。