ハハッと笑ってみせるあたしに、ぎこちなく表情をほころばせるかぐやちゃん。 あたしたちはハイスピードで作業に取り掛かった。 材料が足りない分は、他のクラスをまわって分けてもらった。 汚されたワゴンを塗り直し、看板や飾りも一から作り直していく。 日が暮れかけてきたころ、あたしの携帯が鳴り響いた。 ペンキを塗る手を止めて、ディスプレイを確認すると。 「あ……」 アキだ。 胸が一気に高鳴る。