「えと、なんか、こんなこと手伝わせて悪いね。授業までサボらせちゃって」 「ん? あー」 よくわからない返事をして、淡々と手を動かすアキ。 「……」 手持ちぶさたなあたしは、他の作業に移ろうとした。そのとき。 「楽しいよ」 「えっ?」 カンッ、とひときわ高い音を響かせて、銀色の釘が板に埋まった。 「こーゆう空気なつかしいし、けっこう楽しい。神奈川のころを思い出す」