『別にサボってなんかないし。てか、アンタらがあたしをのけ者にするから、そう見えるだけでしょ。一応あたしも頑張ってんだけど』 思いきって反論すると、男子がニヤリとして言い返してきた。 『そんなにヤル気があんなら、お前ひとりでやればいいだろ』 『……は!?』 『おーい、みんな帰ろうぜ。コイツがひとりで居残りするってよー』 タイミングを見計らったように、6時間目終了のチャイムが鳴った。 『ちょっ……おかしいじゃん、それ』