「……何やってんの、お前ら」 登校してきたばかりのアキが、この様子を見て白けた口調でつぶやいた。 「ちょっとアキ! 見てないで助けてよっ!」 「……いや、関わりたくねーし」 「鬼っ!!」 涙声で叫んだあたしに、みんながケラケラ笑う。 ……あぁ、なんであたし、この人たちとこんなことしてるんだろう。 以前はオニ高生のこと、怖くて苦手だって思ってたのに。