“……大丈夫だよ” そんな想いをこめて、無言で力強くうなずくあたし。 かぐやちゃんは泣きそうな顔でうなずき返すと、静かに着席した。 あたしも自分の席に戻った。 「出席とるぞー」 担任が生徒の名前を順番に呼び始め、日常の朝が始まる。 そのとたん。 急にあたしの心臓はバクバクと波打ち始めた。 ……こ、怖かった……っ!! 勢いだけでタンカを切ったけど、実はめちゃくちゃビビってた。