「あの時、あ~アキは誰かを引きずってるんだな~なんて。なんかツラそうだし、実は心配になっちゃたんだよねぇ」 ずかずかと土足で踏み込んでみても、アキはやっぱり何も言わない。 ……ダメだ。 ストップ、あたし。 これ以上深く突っ込んだら傷を負う。 そうわかってるのに。 「そりゃあ誰でも、忘れられない人の1人や2人はいるけどさぁ。 やっぱどこかで踏ん切りをつける必要あるんじゃないの?」 言葉が止まらない。 コントロールがきかない。